今はチャメという村のロッジでこれを書いてます。
時刻は午後3時。カンラパスを諦めて、ダラパニからアンナプルナサーキットを歩き出しました。ガイドさんとここで別れる事もできましたが、行程的にも余裕が出来たので、ユルハイクと割り切って契約日までガイドしていただこうよ。という由美子の言い分に乗って、せっかくなので満了日まで引き続きガイドして頂く事となりました。ダラパニから、今日到着したチャメまでは、ジープが入る事が出来ます。昔は、本当の意味でのサーキットという形で2週間程かけて、下からぐるりと回っていた道も、ジープでチャメまで着て、トロンパスを越えて次の村でジープを乗り継いで街まで帰る事も出来ます。ジープロードというのは存外つまらないものですので、こういったコースで歩く人が今は多いのではないでしょうか?アンナプルナサーキットへのアクセスを合わしても一週間程で歩ききれます。先ほどチャメ迄の道はジープロードと書きましたが、一応面白味を出すために、ジープロードとはまた違う山道を、ジープロードのショートカットとして用意してあります。所々急な山道とジープロードを交互に歩く感じです。村やロッジは至るところにあり、ゆるく、風が気持ち良いハイクを楽しみました。お昼ご飯を待つ一時間もお昼寝タイムと考えると丁度良い頃合です。歩く人も多くなり、マナスルサーキットのように、ポーター数名とガイドさんという組み合わせも減り、個人トレッキングや、グループにガイドさん一人というシンプルなハイカーが増えました。チャメの手間にあるコトという村で、パーミットのチェックと、ナー村、カランパスへと向かう分岐があります。両側を凄い高さの断崖に挟まれた道をゆくそうです。パーミットをチェックしている人に、ここ一週間でそっちに向った人はいるか聞いてもらった所、ナー村、プー村まで行って戻ってくるグループを昨日一組いたが
カンラパスに行った人はいないとの事です。今日も午後になると天気が悪くなってきました。今日も高所は雪でしょう。チャメはWi-Fiが入ると聞いてよろこんでいたのですが、アンテナは立っているのに全くアクセスもダウンロードも出来ません…。今、霰が振ってきました。雷の音もします。急に荒れ模様の天気に変わりました。洗濯もして、ホットシャワー(温度調節が、凄く難しく、ポタポタとしか出ない)も浴びたので、食堂にお茶でも飲みにいきます。
セーフドリンキングウォーターステーション
ヒマラヤでペットボトルの水を購入する事を止めるように言われています。
どこのロッジや商店でもペットボトルの水を販売しているのですが、そのペットボトルがゴミになって問題になっています。アンナプルナサーキットでは、定期的に濾過した水を安く販売するセーフドリンキングウォーターステーションが設置されています。
どの村もロッジが一杯だけど、ホームステイもまだ受け入れている所があるという事かな。
選挙ポスター
ジープロードのショートカットで時々山道を歩く。
水力発電所
シーチキンチャオミン(焼きそば)
ミックスフライドライス(炒飯)
ナー村、カンラパスへ向かう道。断崖絶壁の谷を行く。
チェックポスト
定期的に警察がパーミットをチェックしている。
ガイドさんにロクシーを作っているよと教えてもらった
乗り合いジープ
日本の獅子舞みたい
今は午前3時。目が覚めたのでこれを書いてます。ベッドから起きるといつも自分はまだ自宅にいるような感覚で、山の中にいる感覚を持つ事が出来ません。昨日の夕飯で隣一緒だった人はドイツ人で、ソロでティリチョピーク7000mを目指すそうです。カンラパスも行こうとしたらしいのですが、パーミットを習得していなかったので、チェックポイントで通過出来なかったようです。行こうとしていた人ここにいたよ。と思いましたが、完璧なクライミングスタイルの人でした。でも久しぶりに、どうしようもなく山が好きな人の話を聞けて、心がスッキリとしました。正直このロッジスタイルは疲れてきました。