8.26.2015

Japan Alps Long Hiking について少し...中編2
南アルプス編


南アルプスはハイクローグの豊嶋さん(TRAILSにインタビューが掲載されています。)と駒ヶ根駅で待ち合わせ。名物のソースカツ丼を食べてから由美子と3人で市野瀬から地蔵尾根を登りはじめました。南アルプス深南部に抜けるまで1週間のハイクのはじまりです。中央アルプスの空木岳から続ける際には、高鳥谷山、戸倉山を縦走して市ノ瀬に入ればロード歩きを最小限にして山を繋いで歩けると思います。


8.24.2015

Japan Alps Long Hiking について少し...中編1
北アルプス編




北アルプスの行程表。親不知から焼岳を越えて平湯まで9日間。より軽くなったおかげなのか、前に黒部峡谷を越えて親不知から上高地まで歩いた距離よりも長い距離だけど、同じ日数で歩けている。テント指定地が決まっているのと天気も余り良くなかったので、自由に歩くには少し不便を感じました。
 装備はこちらのページを参照してください。靴はHOKA ONEONE。
岩場でもグリップ力が良いゼロドロップが決めてで、多少のガレ場でも気にならずに走れる。最近はアルトラのシューズもグリップ力が良くなっているという話。




バックパックは今月発表予定のTHREEの試作品。この時はウエストベルトの補助パーツなども一緒にもっていきましたが、長いハイクの中でテストしていらないという結論に達しました。テープでもある程度腰荷重が出来るように設計しています。後、メッシュもはじめて選べるようにしましたが、雨の多い日本では普通に考えるとやはり不向きかなと思いました。でも濡れたテントを無造作に入れたりとか、濡れた荷物を入れるにはすっきりと気持ちよくメッシュってなんかいいよなと個人的に思う事が出来ました。メッシュも製品化をします。その他色々と長いハイクで気がつくことをブラッシュアップして製品化しています。

8.22.2015

Japan Alps Long Hiking について少し...前編

皆様ご無沙汰しております。
再販前のCAPの段ボールに囲まれたアトリエの中でこの文章を書いています。
ようやく少し仕事も落ち着きました。これからパンツ類やMINIの再販準備なども入りますし、来月には二週間程山に入りたいと思っておりますので、その前にひさしぶりにブログをアップしようと思います。

出来るなら皆様の山ライフに少しでも刺激になるような内容をお伝えしたいと常々と思っております。先月大阪で開催されたHiker directions showcaseで発表した内容がわりとまとまった内容でしたので、去年歩いてきた日本アルプスハイキングのリポートと、日本アルプスのロングディスタンスハイキングについて少し書いてみたいと思います。基本発表した内容をまとめたものになります。

過去に何度か書いてきましたが、海外を歩いていると、海外のハイカーから「日本にはいいトレイルはありますか?」という質問を受けたりする事があります。その度に思うのは日本アルプスです。日本のアルプスの稜線を歩くトレイルは、世界的にはあまり無い日本が世界に誇っていいトレイルだと思います。

去年日本アルプスを縦断する計画も建てるも、途中でとん挫し、出来たのは北ルプスと南アルプスのハイクのみ。真ん中の中央アルプスセクションは御岳山の噴火によって歩く事も出来なくなりました。それでもこんなテーマで発表したいと思ったのは、途中のいくつかの小屋で出会った人や日本海から太平洋にスルーハイクしているハイカーとの出会い、「今年は日本海と太平洋を繋いで歩く人が多い」という言葉。日本のロングディスタンスハイクは今どこにあるのか?という問いがあるなら、日本アルプスを繋いだハイクは今間違いなく日本のロングディスタンスハイクとしてそこに実在していると思ったからです。ハイキングはそのハイキングを計画する所から始まります。僕は日本アルプスを縦断するスルーハイキンをいまだ行う事が出来ていませんが、計画する中で知り得た事、可能性、実際に歩いて来た区間の経験を書いてみたいと思います。