9.12.2011

山と道 U.L.Pad15s+体験モニター 沼尻さんの報告

従来の山と道U.L.Pad15sは、柔らかい土や草の上で眠るには適していても、例えばアルプスの稜線沿いのテント場が既に埋まっていて、ゴツゴツした岩場や砂利の上で眠らざるおえない時などには、クッションの弱さ、耐久性で苦労する事もあったかと思います。

新作の山と道 U.L.Pad15s+は、従来のクローズドセルのマットの半分以下の重量で、山と道U.L.Pad15sの弱点だった、耐久性、クッション性を補い、さらに断熱性能もアップしたマットです。

今回、新作を発売するにあたって、過去に山と道U.L.Pad15sをご使用されて、破損したり、従来の山と道U.L.Pad15sを使用するのに不安感を持つお客様にモニターしていただきました。発売前に数回に分けてモニター様の体験報告を掲載していく予定です。



沼尻さんの報告 
身長165cm 体重61kg

沼尻さんは、軽量に気を配りながらも、ウルトラライト装備というよりも、ライトウェイトの装備を持って山を楽しまれています。以前、山と道U.L.Pad15sをザックに横付けして、残雪期の蝶ケ岳で使用した際に、樹林帯でズタズタにしてしまった経験をお持ちだそうです。そんな沼尻さんが、朝日連峰縦走、北アルプスの釣山行に行かれるとお聞きして、山と道U.L.Pad15s+をモニターしていただきました。
以下沼尻さんからいただきました体験報告になります。


朝日連峰縦走(ちょっと釣り)8/11, 12, 13, 14

■一日目 泡滝ダム ~ 大鳥小屋 ~ 直登コース 以東小屋(小屋泊)
■二日目 以東小屋 ~ 以東岳 ~ オツボ峰 ~ 以東岳 ~ 狐穴小屋 ~ 大朝日小屋(小屋泊)
■三日目 大朝日小屋 ~ 大朝日岳 ~ 朝日鉱泉


朝日へはずっと行きたくてようやく縦走することができました。


釣り道具込みで14.5kgありU.Lじゃありません。
ザックの横につけたことで 以前のpadをボロにしてしまってたので本来は後ろか底にしたほうがよいと思うのですが、段差の大きい場所であたりやすくなるのがいやなので、今回も横つけにしていきました。

エアマットを以前は好んで使用していたのですが、膨らます手間も空気を抜く手間もなくて疲れたときなどにロールマットのシンプルさが気にいってきました。前回のpadと比べてもさほどの重さも厚みも感じないくらい!!重さにたいしてそれほどシビアじゃない自分でも、このマットの軽さには驚きますよ!加工の具合が見た目もカッチョよいですし!!


今回はテントではなくて二泊とも避難小屋の畳の上や板の間で暖かく快適に眠れてしまった。寝る場所が岩場とかではないので地面とマットの厚み具合などの感想ができないのが残念である。
マットを縛る紐とザックに固定しているストラップ部分の跡は強く固定すれば残るようす。けれど表面加工のおかげかそれほど目立つこともないし気にならない程度だとおもう。



北アルプス 穂高岳 8/15,16,17

前夜発(新宿より夜行バス)~
■一日目 上高地バスターミナル ~ 岳沢小屋 ~ 前穂高岳 ~ 奥穂高岳 ~ 穂高岳山荘(幕営)
■二日目 穂高岳山荘 ~ 奥穂高岳 ~ 穂高岳山荘 ~ ザイテングラート ~ 涸沢小屋 ~ パノラマコース ~ 徳沢 ~ 上高地バスターミナル

穂高岳山荘のテント場はけっこうな賑わいで自分がテントを張れたのはヘリポートのコンクリートの上で平らな場所。一日で上高地から1500m以上標高が上がった為か頭がズキズキ痛み軽い高山病みたくなってしまった。すかさず設営しマットをささっと敷き少し横になったら30分くらいかすぐに回復!エアマットだったら空気入れで余計に頭痛が酷くなったのではと思うとロールマットのすかさず敷けるのはなにより助かった!!
ただコンクリートの上で朝日連峰に続きマットの厚み具合を感じれなかったな・・・気温は最低10℃くらいで地面からの冷えも感じませんでした。


ガスで視界は悪くウェットな岩は足場も滑りやすくなっており風も強い・・・
奥穂山頂で悩んだが小屋に戻りザイテンからパノラマコース下山となりました。



ジャンダルムに行くつもりで準備したので10kg以下になるよう無駄を省いた道具を揃えたときも山と道padが軽くて気にならない。重太郎新道から前穂と吊尾根あたりの岩場で多少マットを擦ったりもしたが大きい目立つ傷ができることはなく、知り合いから「なんか良さ気なマット使ってるね!!」と言われしっかりと説明しときました。

ジャンなど難所で少しでも軽量化かが必要な場合などマットが軽く丈夫なことは有利であり、今回のような体調不良でもすぐに使えることはとても楽チンで良し!!!