5.25.2014

HIMALAYA CALLING





HIMALAYA CALLING

ヒマラヤはすごい山でした。私達のハイクの記録は、深く大きいヒマラヤの一部でしかありません。山の魅力、文化の魅力、風土の魅力...。私達はもっとヒマラヤの事が知りたくなりました。私達のヒマラヤハイクの相談役を買って出てくださった鈴木さん、根本さん、三田さん、庄司さんの4名をゲストにお招きして、ヒマラヤの魅力についてお話いただく場を設けました。講演の後にはネパール料理を食べながら、ゲストと共に懇談会を開催致します。今回の会の為に京都よりプラントラボ(電気食堂としても知られています)がやってきます。ネパールの定食ダルバートを作っていただく予定です。





日時:2014年6月7日(土)


スケジュール:

開場:17:00
講演:17:30 ~ 19:00
山と道からのQ&A:19:00 ~ 19:30
ネパール料理と懇談会:19:30 ~ 20:30
閉会: 20:30

定員:50名 要予約

会場:CALM & PUNK GALLERY (カームアンドパンクギャラリー)
住所:〒106-0031東京都港区西麻布1-15-15 浅井ビル1F


会費:2000円 ネパールフード付き *ドリンク他別途

*予約定員制とさせていただきます。
予約定員に達しました。ありがとうございます。 

*キャンセル待ちのご予約はコチラから


*内容は予告無く変更になる事がございます。ご了承ください。


ヒマラヤはこれまで山が好きな人なら誰もが一度は憧れながらも、険しいイメージや、ガイドやポーターを雇い、歩くよりも"登る"というイメージに敬遠していた人も中にはいるのではないでしょうか? 2011年にネパールを東西に縦断するグレイトヒマラヤトレイル(GHT)が開通し、アメリカのハイカーShawn Forry (trail name Pepper) と Justin Lichter (aka Trauma)(トレイルズでトラウマのインタビューが読めます。)がスルーハイクするなど、ハイカーからも注目を集めています。



私達は正直、村々を繋ぎロッジを転々とするハイクに疲れてしまう場面もありました。 グレイトヒマラヤトレイルを全てスルーハイクをしようとすると、パーミットの面で色々な制約がある事も分かりました。しかし、ヒマラヤの山の魅力はそれを補って十分な程に輝いていました。より深く、ヒマラヤの事が知りたい。ヒマラヤを深く知る方々の口から出る生の言葉を通して、ヒマラヤの魅力をさらに知れたらと思います。まだ行った事が無い人にも、何度も足を運んだ事がある人にも、それぞれ実りある会になればと思っております。


カメラマンの鈴木さんはヒマラヤでトレッキングガイドをされていた経験をお持ちです。はじめてヒマラヤに行こうと考えている人に向けて、漠然とイメージするヒマラヤをより具体的に感じてもらう為の
お話を伺います

山岳ガイドの根本さんはグレイトヒマラヤトレイルを積極的に日本に紹介しようと活動されています。現地のガイドやポーターをネパールの文化、山の案内人として共に歩き、「いかに隔絶したエリアに入って行き、それぞれの文化・風俗を体感しつつ登山を楽しめるか?」をテーマにお話を伺います
カメラマンでありライターとしても活躍する三田さんは雑誌スペクテイターをはじめ他誌にもヒマラヤの記録を発表されています。個人で歩く事が出来るヘランブー〜ランタン山域のお話を伺います。
映像作家の庄司さんは グレイトヒマラヤトレイルの開通前に、カトマンズからヒマラヤ山脈の南縁(インド亜大陸との接合線)からインドのザンスカールまで約1500キロをスルーハイクされています。特にヒマラヤの西奥地にあるザンスカールの魅力についてお話を伺います。




<ゲスト紹介>



鈴木 謙介

〜雪の住みか・ヒマラヤと人〜 ネパールとパキスタンのヒマラヤを山麓に生きる人々と文化と共にご紹介します。「ヒマラヤ」とはそもそも何なのか。そんなところからお話します。ヒマラヤを旅したい。ただ、どこへ向かえば良いかわからない。そんな方が旅に出るきっかけになれたらうれしく思います。








鈴木 謙介  プロフィール  
1977年生まれ。山旅フォトグラファー。 獣医大在学中より登山に没頭し、単独での厳冬季長期縦走や登攀を続ける。山旅の訪問国は40数カ国。最近はチベットの東部ヒマラヤに注目している。






 根本 秀嗣



ヒマラヤ。普通の人々が日々の生活を営むパハール(丘陵地帯)と呼ぶエリアは、日本の北アルプスが幾度となく起伏したような規模の空間のなかに広がっています。
グレートヒマラヤ。山麓にシェルパ族などのチベット系・高地少数民族が住むヒマール(山岳地帯)と呼ぶエリアには、荘厳な山岳景観が広がっています。
私は、現地の方にサポートしてもらいながら、かつ私の方でも自助努力をする簡素なスタイルで、いかに隔絶したエリアに入って行き、それぞれの文化・風俗を体感しつつ登山を楽しめるか?というテーマで旅をしています。
登山を交えた長い旅の中でパハールとヒマールを繰り返し出入りしながら味わっている、山と田舎の人と私との対話のような旅のヒトコマを魅力的にご紹介できたらいいと思います。



根本 秀嗣 プロフィール

1975 茨城県常陸大宮市 (合併前当時は那珂郡山方町) 生まれ
2001 仁寿峰クライミングトリップ韓国
2002 ナリ 6194m   ェストバットレスルート (アラスカ山脈/アメリカ)
2003 レイドゴロワーズ ルギス大会 リタイ
2007 チャコ 6704m 南東稜 (リーヒマール/ネパール
2007 チュルーェスト 6419m (チュルーヒマール/ネパール
2007 アンナプルナサーキットからアッパームスタンへの継続トレックネパール
2011 ーズ 31ッチ ビッグォールクライミング  (エルキャピタン/ヨセミテ/アメリカ
2013 マカルー地域からソルクンブー地域への継続トレックネパール
2013 イムジャツェ 6189m  (クンブーヒマール/ネパール
2014 カンチェンジュンガ地域グレートヒマラヤトレイルと6000m峰の登山を予

本山岳ガイド協会認定ガイ
産業ロープアクセス同業者協会 (IRATA) 認定 LEVEL1 テクニシャ
MEDIC First Aid 認定 BasicPlus ファーストレスポンダー




三田正明


「カトマンドゥからヒマラヤまで歩いて行く/ヘランブー〜ランタン・トレッキング」

自分は2007年以来、アンナプルナ山域、エベレスト山域、ヘランブー〜ランタン山域と三度に渡ってガイド/ポーターなしでヒマラヤを旅してきました。ともあれ、とくにチャレンジングなトレイルを歩いたわけでもなく、いち旅行者としての視点以上にネパールやヒマラヤのことをよく知っているわけでもありません。なので、今回は昨年歩いたヘランブー〜ランタン・トレイルの話に焦点を絞り、ヒマラヤを歩く旅の魅力と現実を等身大のトレッカー目線で語らせていただけたらと思います。ネパール・ヒマラヤは思っているよりもずっと近く、旅のコストもかからず、山の初心者でも十分歩ける素晴らしいトレイルが数多くあります。夏目さんご夫妻や他のゲストの方々と楽しくお話させていただき、ひとりでも多くの方があの偉大な山々に出会われるとするならば、こんなに嬉しいことはありません。





三田正明 プロフィール
カメラマン/ライター。雑誌スペクテイターを始めアウトドア雑誌等で旅やハイキングに関する多くの記事を執筆。TRAIL CULTURAL WEBMAGAZINE TRAILSではエディターも勤める。2007年からこれまでにヒマラヤへは3回訪れている。新潮社ROLaでエッセイスト/漫画家のしまおまほさんと『チルアウトドア』連載中。





庄司康治 


交易路の歴史をたどり、秘境の寺院を訪ねたり、花が咲き乱れる谷や、ヒマラヤの秘湯めぐり、釣り竿を持って歩いたり、雪豹やレッサーパンダを見つけるコアなトレッキング、カトマンズ盆地のあぜ道を繋ぐ身近な散歩…
旅する人のアイディア次第で、ヒマラヤの旅は、どんどん広がっていきます。
そして、グレートヒマラヤトトレイルを超える長大なルートも、ヒマラヤには数多くあるのです。
アフガニスタン、チベット、パキスタン、インド、ブータン、そして、ネパールで、いくつか実践したビッグトレックを簡単に紹介しながら、ザンスカールの冬の旅、「氷の回廊」のお話を予定しています。
大きくても小さくても、みなさんが見つける、それぞれのヒマラヤ・トレイルを楽しんで頂ければ…と、願っています。

©庄司康治

庄司康治 プロフィール
映像作家、早稲田大学探検部OB
アフガニスタン・ワハン回廊、プラマプトラ川屈曲点、ネパール・ドルポ、ブータン・スノーマントレック…などの徒歩の旅。
エベレスト、アンナプルナ、アマダブラム、ニルギリ、シシャパンマ…などへのアルパインクライミング。
ヒマラヤの村や文化の映像制作。




ネパール料理ケータリング






立食スタイルとなりますが、ビュッフェスタイルでネパール料理の定番「ダルバート」とタルカリ(おかず)を数種出す予定です。ドリンク代他は別途料金が必要となります。

東 岳志 / PLANT LAB. PLANT LAB. 主宰。 幼少の頃より、登山好きの両親の影響で山歩きを始める。 ネパールのトレイルを旅した際、ネパールの日常食、 ダルバートと出会ったことをきっかけに料理を始める。 2014年、京都にて Vegan 料理店 PLANT LAB. (プラントラボ) をOPEN。 <comfort food> ( 心地よい食 / 家庭料理 ) というテーマで、 毎日でも食べられる野菜料理を提案。 ケータリングやイベント出店、行動食の開発なども行なっている。