3.28.2011

これから八ヶ岳へ

これから、赤岳と阿弥陀を目指して八ヶ岳に行ってきます。
試作中のMINI(仮)とサコッシュ。


3.26.2011

自作クランポンケース

夏目です。本日3度目のアップです。
使っているブラックダイヤモンドのクランポンケース(143g)が重たいのです。


それで、今回は、エマージェンシーシートの縫製に続き、yumiさんに頼んで余っているX-pacでクランポンケースを作っていただきました。


実測38g

口はベルクロで止める形になっています。
きれいで気にいっています。



結露対策?3レイヤー

夏目です。いつも冬山のテントでは結露に悩まされています。
そして冬山の結露の問題といえば、寝袋につきるのでは。と思います。

暖かいダウンシュラフも、結露で少しづつ濡れていきます。そしてダウンの機能が低下して冷たくなり、深夜過ぎに目を覚ます事が多いのです。

結露は、暖かい空気と、冷たい空気の境界で発生します。
冬山では結露は無くならない。どこを結露させるかが重要なポイントです。

自分は持っていないので、試した事はありませんが、2レイヤーの厳冬期用のテントであれば、テントに結露を持っていくことで、シュラフの結露は軽減出来るかもしれません。厳冬期用の2レイヤーのテントを使われている冬山の大半の方々は寝袋の結露とは無縁なのでしょうか....。疑問です。

自分は、ゆっくりと食事がしたいので、床の無い土間タイプのフロアレスシェルターやタープを好んで使っています。そして、軽く、大きな空間を得られる事も利点の一つです。

装備をシンプルに、より効率性を考える楽しみをつきつめていくと、結露は、寝袋の周辺に作りだす事が、少ない面積でより軽い装備に近づくのではないかと考えています。

前回までは、ダウンシュラフに、防水性、透湿性に優れているソフトタイベックのシュラフカバーを使いました。ソフトタイベックの素材自体はとても優れており、シルナイロンのシュラフカバーなどと比べると、水分もすぐに抜けてさらさらとしています。それでも、寝袋とソフトタイベックのシュラフカバーの間に結露が発生し、寝袋は濡れてしまいました。



今回は、シュラフカバーを2枚重ねる事によって、3レイヤーのシステムで試してみます。透湿性の高いソフトタイベックの上に、エマージェンシーシートを改造したシュラフカバーを重ねて、3レイヤーにする事で、ソフトタイベックとエマージェンシーシートの間に結露を作り出せないかと考えています。

ただ、重ねるだけですので、シュラフカバー間に、暖かい空気層を作れるかはまだ分かりません。
ポール等を使って、よりヴィヴィサックのような仕組みを作る方が良いのかもしれません。

今回は試す事は出来ませんが、ハイカーズデポで作られている化繊のキルトと寝袋の組み合わせが良いのではないかとも思っています。濡れても保温力が落ちない化繊のキルトに結露を集中させる事で、寝袋を守る。優れたシステムだと思います。

後、ローカスギアさんが試作されているeventのシェルターもとても気になります。
ゴアテックスに比べて、透湿性がかなり高いと評判の素材です。

また、眠り方や、テントでの過ごし方、天候状況でも大きな違いがありそうです。
一概にこれがベストだとは言えませんが、道具を考えるのは楽しいので、色々と試してみようと思います。また結果報告など書きたいと思います。









冬山道具装備表

来週行く予定の八ヶ岳の装備を準備しながら、冬山の装備表を作成しました。まだいろいろと軽く出来るとは思いますが、少しずつ道具を見直して、装備は修正していこうと思います。
八ヶ岳は、赤岳、阿弥陀に行きたいと考えているので、クランポン、アイスアックスはしっかりしたものを選んでいます。北八ヶ岳や奥多摩などのスノーハイキングであれば、より軽量の道具で行きたいと思います。まだ試行錯誤中ですが、快適で何よりも気持ちよいスノーキャンプを楽しみたいと思います。

忘れものがあるかもしれません。
着ている装備は含まれていません。
この装備に、食料、お酒、水、燃料を足していくと、だいたい8kg〜9kgぐらいの装備になります。


追記

今後はいかに変更を加えてみたいと考えている。

スリーピングギア

1)NANGA ナノバック750DX/1209g+シュラフカバー自作タイベック/150g+
シュラフカバー自作エマージェンシーシート改造63g
合計1422g

→ハイカーズデポトップキルトプリマロフト試作品/528g+ハイカーズデポダウンバック/608g
合計1136g
ー286g

*化繊のプリマロフトとの併用で結露を防ぐシステムに変更
厳冬期の2500m付近でどこまで使えるか?

2)スリーピングマット 山と道1.5cm×40cm×100cm+1cm×40cm×100cm 合計163g
→山と道 U.L. Pad15s 1cm×50cm×100cm ×2枚 合計150g
ー13g


3)保温ジャケット
モンベルインナーダウン/200g→モンベルEXダウンジャケット/150g
ー50g
*ダウンジャケットは出来るかぎり軽くする。重くするなら寝袋に。
寝袋が結露した際には最後の砦となる。

合計ー349g


トレッキングポール155gもベースウェイトに入れているが、これを外すと、冬山装備でベースウェイトが6kgを切る計算になる。仮に冬山縦走テント泊で3泊4日を検討した際に、1日の食料を500gと計算して、予備分を含む5日分2.5kgを足しても、パックウェイトは8kgを切る計算になる。これにスノーシューを足しても10kgを切る計算になる。他にテントをより軽く出来れば、5.5kg~6kgぐらいが冬山のU.L.ベースウェイトの理想として捉えていこうかと思う。














3.25.2011

May the Force be with you

夏目です。立ち上げから、今にいたるまで15年間関わらせていただいたGASBOOKから昨日正式に独立しました。新しく、yumiとはじめる山と道を、ハイカーの集いを通して知り合った友達が祝ってくれました。ハイキングの持つ「自然の中を歩く」というシンプルな行為。U.L.の根底に流れる、本当に必要なものを選びとる知恵と体験を磨くという行為。これらの行為を通して新しい山と道を歩いていきたいと思います。




ケーキ美味しかったです。また飲み過ぎでしまいました。

3.24.2011

ドライフルーツ


ディハイドレーターで早速ドライフルーツ作りを。
りんご2個、パイナップル1個をスライスして並べると4段のかごがいっぱいになってしまいました。

58℃で5時間乾燥。
タイマーどころかスイッチも付いていない(笑)
コンセントの抜き差しのみのシンプルな構造ですので注意が必要です。


仕上がりは水分がほどよく抜けフニャフニャとしています。
時間が短かったのかな?
そのあたりはまだまだテストしないとです。

お味はと言いますと、かなり甘みが凝縮していておいしい!!!
食感もこれはこれでいける。(個人的にはりんごの皮が少し気になる...。)
これは山のおやつにいいかも!
細かく刻んでスコーン生地に練り込んで焼いてみましたがそんな使い方もできますね。










3.23.2011

新しい食事の道具

山で特別なご飯が食べたい。
軽くて、味が締まっていて、美味しい。
肉も野菜も、フルーツも食べたい。

そんな夢をかなえる為にフードディハイドレーター購入しました。

軽くて、美味しい、特別な山の食事を考えていこう。




3.14.2011

ハイカーによる東北太平洋沖地震復興支援

ハイカーのcreepさんが立ち上げられたハイカーによる東北太平洋沖地震復興支援
私達も微力ながら...支援させていただきました。支援の輪を広げましょう。




私達が支援させていただいた団体は
既に被災地に入り活動を行っています。


支援団体:シビックフォース


●ミッション

あらゆる被災者のニーズに応えられるよう、被災者一人 ひとりの視点を最大限重視し、企業・政府・行政・地域とも連携し、かつてないスピードで質の高い支援を 提供することです。

●CIVIC FORCEとは

国内の大規模災害時に迅速で効果的な支援を行うための NPO/NGO・企業・政府・行政の連携組織です。 災害時支援に必要な 【情報】【人】【資金】【モノ】が 組織内で共有・活用されることで円滑で効果的な支援を可能にします。




3.07.2011

赤岳 スノーキャンプ 試作品テスト

伊藤さんと、岡崎さんの3人で、八ヶ岳にスノーキャンプに行きつつ赤岳に登ってきた。今回は、新しいバックパックのテストと、超軽量スリーピングマットのテストを兼ねてのハイキング。




手前から自分のツインシスターズ、岡崎さん、伊藤さんのブラックダイヤモンド。
トレイルで知り合った女性ハイカー達が、ブラックダイヤモンドを興味ありげに観察していた。
ツインシスターズのような底が無いタイプはまだ大きな抵抗があるみたい。




自作のソフトタイベックのシュラフカバーと試験中の超軽量スリーピングマット。厚さ1cmのショートサイズのマットを2枚重ねて使用した。マットは熱伝導率がかなり低いので、フラットな状態のマットを寝袋の中に直接引いて使用すると、背中が密着して熱が逃げず、ぽかぽかと暖かい。最低気温が-10度程だったが、雪面からの冷え込みはほとんどなかった。(これまでいたい目に何度かあってきたけど。)
1cm×45cmx100cmで約60g程の重さなので、大きく軽量化に貢献出来そう。ただし、クッション性は劣るので、雪や地面などの柔らかい場所で使うか、もしくはクッション性の高いマットを腰回りだけに引くなどの組み合わせが必要かもしれない。他のメーカーと同じく、マット自体に加工を施すか、バックパックの背面パッドとの組み合わせもあわせて検討していく。同行したお二人にも使っていただいたが、底からの冷え込みは無さそうだった。実際のマットの写真を撮り忘れたので、また詳細は後日アップしたい。シュラフカバーは、結露を防ぎきる事が出来ず、深夜に、結露でシュラフが冷え込んで目が覚めた。
次は、2レイヤーでは無く、3レイヤーで結露点をシュラフの外に移す形で対処してみたい。




翌日は、赤岳に向けて出発。行者小屋から、稜線に大きく風が舞っている事が観察出来た。
はじめは文三郎尾根から歩いていたが、先発していた登山者が、どんどん引き返して来る。稜線から強風で動く事が出来ないでいるらしい。それは、遠くからも観察出来た。
そこで、コースを変えて、稜線に出てすぐに小屋がある地蔵尾根から登る事にした。




稜線近くになると風が強くなる。トレースが風ですぐに消える。強風で舞った細かい粉雪が降り積もり、アイゼンが効かない...。何度か来ている冬の八ヶ岳だが、天候次第でこうも雪質が変化するものかと、いい勉強になった。ピッケルにかなり助けられた。




今年二回目の八ヶ岳。前回は渋の湯から天狗、硫黄、横岳と二泊三日でテント泊縦走をしてきた。次は、前回天候が悪化してあきらめた阿弥陀に行きたい。




最大55L~60L程の容量、カーボンのX-フレーム、背面パッド込みで実測432g。腰回りのパターン、パーツなどを修正して次回の試作へと繋げたい。





3.05.2011

これから八ヶ岳へ

新しい試作品のテストもかねて、これから行ってきます。


3.04.2011

自作トレッキングポール 59g

前に長年愛用していたブラックダイヤモンドのトレッキングポールを紛失してから、随分立つので、自作してみた。作りたかったのは以下の通り。

・フィックスレングスの無骨なやつ
・コルクグリップ
・シンプル

出来るかぎり安くという事もあったので、テーパーのカーボンではなく、ストレートのカーボン(10mmx1000mm)を購入した。コルクグリップはマタギ。


いざ、作業しはじめると、カーボンポールがLEKIの石突に上手く入らない..。仕方なく、前に参考用に購入した、テント自作用のアルミポールを切断し繋部品として使用した。少し無理に力を入れてしまい、片方のポールにヒビ....。接着剤で無理に固めたけど、使用中に壊れるかもしれない。裏山の鎌倉トレイルでは、今の所問題なく使えている。ただ、グリップの形状、長さ、太さに不満がある。
藤沢に、自作ロッド(釣りのほう)のお店を発見したので、グリップを変えて新しいトレッキングポールを作るのもありかもしれない。

後、長さが100cm程のフィックスなので、冬に使っているツインシスターズのポールには長さが足り無い。使えるように、アルミポールをさらに切断し作った繋部品が下に転がっているパーツ。

作ってみて思った事だけど、先人たちはかなり細かい作業を経て、作られてきたのだなと実感した。
今週の八ヶ岳ハイキングで使ってみようと思う。



5/10追記

使えば使う程、愛着が増している。
軽い事はいい。もう戻れそうにも無い。

製作した2本の内一本は、バックパックに装着して放り投げた際に、バックパックの重みと投げた重みの両方が、カーボンの真ん中に過重がかかる形になってしまい折れてしまったようだ。
今使っている残る一本(少しヒビが入っている方)は、何度ものハイキングでも問題無く使用出来ている。
石に挟まったりとか、先述のような無理な力がかかる事故を防ぐ必要がある。
こける時にも注意が必要だ。

それでも軽い事の快適さには替えられないものをこのストックに感じ始めている。
グリップの違和感は、付け方が逆だという事にいまさらながらに気がついた...。
(釣り竿とは向き逆でした。それは違和感を感じるはずだ。)
この方向性でもう少し詰めていこうと思う。




3.03.2011

アメリカ国立公園内の規則と許可証の修得について



日本とアメリカの国立公園のルールには違いがある。
まずステルスキャンプが基本。アメリカでは誰もいない所に、ルールさえ守れば、
自由にテントを張れる。
誰も人を見にきているわけではない。自然とふれあう為に山に来るのだから。

誰もいなさそうな山に入っていっても、キャンプ適地に出くわしたり、
なんらか、人の痕跡、焚き火のストーンサークル等にすぐに出会う。
朝目覚めて出発すると、以外と近くにテントを張っている事に気付く事がある。

定期的にレンジャーステーションがあり、レンジャーがトレイルの整備、ハイカーの確認を行っている。
熊はいたる所にいるが、それでも誰も熊鈴は持っていない。静かでいい。ただし、熊に襲われないように、JMTではベアキャニスター(食料や、歯磨き粉他、匂いのする物を全て入れるプラスチック性の筒)の携帯を義務付けている。日本では、北海道以外ほとんど聞いた事が無い。




<ルール>

●許可証(*1)の携帯が必須。
●許可証に記載された行程表のみ有効。
●グループサイズは、15人以下。
●キャンプサイト、トイレ、洗濯は水場から30m以上離れている場所で。
●焚き火は既存のストーンサークルの中だけ。
●2909m以上での焚き火は禁止。
●ベアキャニスターの携帯。

(*1)許可証(ウィルダネス・ユーズ・パーミット)の修得
日帰りではなく、山で一泊以上のハイキングを楽しむには、許可証を修得する必要がある。
入山出来る人数を常に制限しているので、JMTでは山が混雑する事もなく、大自然をひたすら満喫出来ハイキングを楽しむ事が出来るのです。





<入手方法>


1)歩く予定のコースが定員に達していないかを調べる。


ヨセミテでは山で泊まる人の人数制限を行っています。
許可証を修得するのには、どこのトレイルヘッドから入って1日目をどこに泊まるのかを申請する必要があります。 JMTは基本Happy Islesから入って、Little Yosemite Valleyもしくは、Sunrise/Merced Lakeで泊まる事になります。ただし、これらのコースはシーズン早い段階で定員に達してしまいます。

申請を行うにあたって、まずはじめに、歩きたいコースが定員に達しているかどうかを確認する必要があります。 定員に達しているかどうかはここから確認が出来ます。
既に定員になっている日が記されています。
*朝早くからキャンセル待ちで並ぶという方法もあります。


2)U.S.National Park(webサイト)から許可証の申請書ダウンロードする。
必要事項を記入してファックスする。


3)審査が通れば、予約書が郵送で届きます。
4)当日の午前10時までに予約書を持って、ウィルダネス・センターで許可証を発行してもらいます。
*遅れる場合には一報を入れる。



3.02.2011

JMT 参考資料

JMTへ行くにあたって特に参考にさせていただいた資料をまとめました。

◎基本情報

1)ジョン・ミューア・トレイルを行く―バックパッキング340キロ 
シエラクラブの生みの親、「森の聖者」と呼ばれたジョン・ミューアその名を冠した山岳トレイル340キロを、ヨセミテからマウント・ホイットニーまで一気に踏破した記録。35キロの装備を背負い、クマに出会い、ゴールデントラウトを釣り上げ、バックパッカーと意気投合!アウトドア魂の真髄がここにある。(アマゾンの内容から)


JMTに興味を持つ、行った事がある方ほぼ全員が読んでいると思われる加藤 則芳さんの著作。
書籍、TV、雑誌を通じて、アメリカの国立公園、特にシエラネバダ山脈、JMTの魅力を日本に紹介して下さった。僕も加藤さんの記事を読んで興味を持った一人。まずはこの本からスタートするべき。
すごく詳細な記録、資料が整理されているのでかなり参考になる。90年代中盤という事もあって、装備重量がかなり重たい事から、スルーハイクするまでの大変さが滲み出ているが、装備重量を半分、さらに半分にすれば、快適さは大きく変わり、2倍〜3倍の距離を歩けると思ってもらえればいいのではないかと思う。道は日本では考えられないくらいきれいに整備されている(変な観光地的な整備の仕方ではなく)ので、歩きやすい。

2)ハイカーズデポ 
日本へウルトラライトハイキングを詳細に地道に伝道し続けている三鷹のハイカーズデポのwebサイト。
土屋さん自身が、ウルトラライト装備で、JMTをスルーハイクされた行程記録、装備表を見る事が出来る。あわせて、お店に行けばとても親切に相談にのってくれる。

3)野宿大全の著者村上教授のwebサイト
自分も愛読している野宿大全の著者村上教授がまとめられた、JMT関連のリンク集。
何を必要とされてどこからリサーチしたのか、的確にまとめられている。

4)逍遥遊(しょうようゆう)
JMT340kmどころではなく、4261.6キロをスルーハイクされた船田さんのページ。
ハイキングの用語集や、リンクなども整理されていてとても参考になる。


4)Pacific Crest Trail Association
アメリカの三大トレイルの一つPCTのwebサイト。JMTは行程のほとんどをPCTと共有している。
出発直前にトレイルコンディションなどをずっとチェックしていた。



その他、8日間(確か...)JMTを一気に駆け抜けた人のブログなど多数の記録がwebサイト状にある。
たくさんの人の記録をとても参考にさせていただきました。貴重な記録をインターネットに上げていただいてる方には、とても感謝しています。



3.01.2011

試作品用生地到着

追加でオーダーした試作品の為の生地が到着。
30Dシルナイロンと、70DPUコーティッドリップストップナイロン。
本体生地を軽量で防水性の高い30Dシルナイロンを使用し、全体を覆うポケットに、より耐久性の高い、70Dのリップストップナイロンを使う事で、耐久性、防水性、軽量性の両立を狙っている。
日本での数値的な検証はこれから。
カラーバリエイション豊に展開する予定なので、色の組み合わせを考えるのが楽しい。
写真だと分かりにくいけど、ネオンイエローとネオンオレンジがとてもきれいな蛍光色。
他にも数色ストックを持って試作品を作る準備をしている。
ボトムには、岩場の多い日本での使用を踏まえて、arcteryx, black diamond, klättermusenも使っているDimension-Polyant社のX-PAC VF21をテストで使っている。210Dのオックスフォード生地に、強靭なダクロン繊維をダイヤ状に配置し、さらにフィルムをラミネートした、強靭で防水なマルチレイヤー素材。





JMTへのアクセス

現地に友人がいて車で送っていただける。という事がなければ、必然的に公共機関で行くしかない。
昔はロサンゼルスからもバスが出ていたようだけど、僕が調べたときには、唯一サンフランシスコから入るしか方法が無かった。スルーハイクを目指すとなると必然的にヨセミテから入る事になる。
出来るかぎり安く、早くヨセミテに入る事を目指した。


●ヨセミテへのアクセス
アムトラック
出発地:San Francisco - Ferry Building, CA (SFC)
出発:4:50 AM
ヨセミテロッジ到着:11:42AM
値段:$31




バスと列車、そしてバスと乗り継いでヨセミテへと向かう。
日本の住所からはアムトラックのチケットを購入する事が出来ない。
現地での到着時間が遅く、REIでの買い物などの予定が詰まっていて、かつ
確実にチケットを押さえたかった僕は、裏技として、現地で宿泊予定のホテルに、
メールで一報を入れた上で、ホテルを自分の住所としてアムトラックに登録し、ホテル宛にチケットを送ってもらった。英語が得意では無い自分は現地のホテルでチケットを
受け取るまでずっとはらはらしていた。
後、ヨセミテはアメリカの人気観光地。日本の上高地のように人が多い。
週末だとヨセミテまでの道のりは渋滞が続く事がある。
ヨセミテからさらに、グレーシャーポイントまでバスツアーで移動する予定があった自分はかなり焦った。実際にギリだった。

Glacier Point Tours
有名なトンネルビューなどを巡るツアー
予約方法は電話連絡 
片道:$25
英語に慣れてないので相当焦ったが、無事予約は取れていた...と思う。
途中バスから降りる事も無いので、トンネルビューがみれるのはうれしいけど
以外と退屈だったりする。


●サウスレイクからビショップまで
公共機関が無いので必然的にヒッチハイクになる。
かつて、屋久島でヒッチハイク出来なかった苦い思い出があったので、かなり
心配だった。*最近霧島でも惨敗だった。
ヒッチハイクをはじめてから5台に1台ぐらいの割合で止まってくれた。
行き先が違うなどで、なかなか捕まらなかったけど、40分程で無事ヒッチハイクが出来た。
話をしてみると、人によるかもしれないが、ハイカーという人種が怖いという印象を街の人が持っている事が分かった。そりゃそうだ。

●BISHOPからRENOまで
Eastern Sierra Transit Authority
サンフランシスコまでの直行バスが無いので、RENOという街までバスで移動する。
スルーハイクして、マウントホイットニーから抜けた人も、ローンパインからこのバスにお世話になる。
バスは、2日おきに運行しているので、予定を立てるときには注意。
予約はメールで行った。


●RENOからサンフランシスコまで
一番安い方法という事で、グレイハウンドを使った。
よくアメリカの映画に出て来る高速バス。
値段は$29.92ぐらい。
これも、ネットから予約が可能。
RENOからのバスが遅れたので、これもかなりギリギリだった。
最後の最後まで焦った。今回運良く間に合ったけど、間に合わない事も十分に考えられる。

乗り継ぎはとても多かったけど、それがまたいい。
旅は安い方がいい。スローで、地面に近くて気持ちがいい。
シエラ・ネバダ周辺の街はとても洒落ている。
僕が調べたときはこうだったけど又変わるかもしれない。



いってらっしゃい。