10.05.2011

山と道 U.L.FramePack ONE デリバリーを開始致しました。


夏にご注文いただきましたお客様へ。
デリバリーを開始致しました。
長らくお待ちいただき本当にありがとうございました。
順次出来上がり次第発送をしております。




ご不明な点ございましたら遠慮なく山と道夏目まで御連絡ください。

yamatomichi(a)gmail.com
*(a)を@に変更を御願いします。

10.04.2011

山と道 U.L.Pad15s+体験モニター 岳さんの報告

山と道 U.L.Pad15s+体験モニター最後の報告をさせていただきます。
北海道の源流域でハードコアな釣りをされている岳さんに、山と道 U.L.Pad15s+を体験していただきました。山歩き中心の自分には、岳さんのフィールド、スタイルはまだ未知の世界です。岳さんが原始の野生のフィールドで、山と道 U.L.Pad15s+どのように使われているのか。とても興味深く報告が届くのを待っておりました。

岳さんの報告
身長:184cm
体重:73kg
主なフィールド:日高山脈、大雪山連峰の稜線、または険谷





山と道 U.L. Pad 15s は発表される以前にウワサがウワサを呼んでその存在を知っていました。発売直後に2011年シーズンで使用するため、購入しました。それまで 3シーズンは気温と標高に合わせて THERMAREST ProLite 3 (Small) や PACIFIC OUTDOOR SL Basic をショート丈に切断して使っていましたが、やはり 山と道 U.L. Pad 15s の 75g といった重量は既存のどのマットと比較しても驚異的な数値だと思います。今回は新たに U.L. Pad 15s 強化版、若しくはエントリーユーザー向けともいえる U.L. Pad 15s + が発表され、モニターを行わせて頂き光栄です!



U.L. Pad 15s と U.L. Pad 15s + の比較

U.L. Pad 15s は 75g で U.L. Pad 15s + は 113g、その差 38g といっても、その重量差を感覚的に把握するのは不可能だと思います。写真は Gossamer Gear の Gorilla (Size: M) にそれぞれマットを入れ込んだ状態です。写真では分かり辛いですが実際にパッキングしてみると、その厚さの違いからパッキング具合は大きく変化します。ただし、バックパックは人それぞれですから、マットの厚さ 3mm の違いを体積に換算して比較すると、その差は 1,500㎤ であり、身近な山道具で例えるとすれば 470g のガスカートリッジ1本分のバックパックスペースを余分に要すると表現すると分かりやすいでしょうか?要するに、快適性(クッション性)と耐久性に関しては紛れもなく U.L. Pad 15s + の方が良いですから、悩んだ際はその重量差よりも体積差で考えてみると良いかも知れません。



U.L. Pad 15s + のマット以外の可能性

普段は通常の登山(夏道)も行いますが、それよりもかなりの頻度で沢というよりは水量が多い山渓流を釣りを目的として旅しています。僕が行っている Alpine Fishing では、基本はウェットスーツを着込んで、特に深いゴルジュを泳いで遡行する事が多いので、何らかの浮力体は生命を維持する為に必須です。この U.L. Pad 15s 及び U.L. Pad 15s + の導入によって、軽量かつこれまでとは比較にならない浮力を得たのは、安全性の面においても非常に有益です。また、緩衝材として壊れやすいバックパックの内容物の保護や、万が一高所から落ちた際にも脊椎を守る必要から、ある程度の危険が伴う山行をされる方に関しましては、マットをバックパック内部へパッキングされることをお勧めします。素材としても大変優れていることから、各々のアイディアで用途に合わせて大胆にマットを切断し、例えばカメラバッグの衝撃吸収剤として使用するのも良いと思います。



U.L. Pad 15s + の個人的コンセプト

やはり、その特筆すべき軽量さから事ある毎に必ずバックパックには U.L. Pad 15s + を携行しています。例えば遭難者を救助する際、地上部隊の担架は即席でトレッキングポールとザックやスリングを利用して作るのですが、要求の状態を色々と予測すると万能的に使える素材があるに超した事はありません。それ以外には船釣りに行く際にも持って行きました。漁船はエンジンの振動が結構なモノで、横たわって仮眠を取るのは非常に難しいのですが、マット1枚敷くと快眠が約束されます。または、友人宅に突然の宿泊をお願いする際、寝具持参だとイヤな顔はされません。さらには公園で横たわって読書や昼寝をするとき。僅か100グラム強で得ることが出来るその快適性は言葉に代えることは難しいですが、「Always, U.L. Pad 15s +」が個人的な使用コンセプトです。

最後に、これからの季節、厳冬期を迎える北海道での U.L. Pad 15s + の使用が楽しみです。昨シーズンまでは EXPED Down Mat 7 Pump Short を使用していましたが、その重量差は 558g と、何かと重量的に嵩張る厳冬期では大変心強い存在になること間違いありません!





山と道U.L.Pad15s
山と道U.L.Pad15L


岳さんは、別冊つり人「鱒の森」11 2011夏号にて、「山岳アングラーのテン泊術を学ぶ」という記事を書かれています。源流域のテント泊の危険回避の3原則など、とても興味深い内容となっております。
また、今月末発売予定「鱒の森」秋号でも大きく岳さんが誌面に登場する予定です。ご興味ある方はぜひご覧になってください。