4.13.2011

JMTの注意事項


1)ブラックベア

JMTには多数のブラックベアが生息しています。これまでに観光客やハイカーが、ブラックベアに襲われて死亡したという事故は無いそうです。ブラックベアは人間の食料を狙っています。 食料が狙われないように、JMTでは、ベアキャニスターの携帯が義務付けられています。眠る前には、食料のみならず、歯磨き粉、化粧品など全ての匂いのする物をベアキャニスターに入れて、キャンプ地から離れた所に置く必要があります。


右にある黒い筒がベアキャニスター。1kg〜程の丈夫で重い筒。本来は、こちらのベアキャニスターを購入予定が、REIで売り切れており、より重い..ただ一つ残っていたこいつをレンタルした。
より軽量のベアキャニスターも存在するが高い!!


2)蚊の大群

美しい6月7月前後のJMTでは、大量の蚊が発生します。
ハイカーは、数百匹、数千匹の蚊の大群に巻かれることになります。
蚊の大群に対処するために、アメリカ製の強力な虫避け(日本の薬事法の関係で、日本では強力な虫除けを購入する事が出来ないようです。)と、防虫ネットは必須です。強力な虫避けは、ディートと呼ばれる化学性のものと、天然性の物があります。自分は、REPELという天然性の虫避けを愛用しました。
REIや、トォルミーメドウ、VVRなどの売店でも購入可能です。
 蚊は、虫除けを塗っていないところを探りながら服の上からも刺してきます。
ただし、刺されても、日本の蚊程、かゆみが持続しないように思います。

これが防虫ネット。はじめは半狂乱になりますが、少しづつ慣れていきます。



3)飲み水

JMTでは、水は全て濾過して飲む必要があります。濾過にはいくつかの方法がありますが、自分は、セイシェルという放射性物質も濾過する浄水器を持っていきました。押しやすいと評判の商品ですが...水作りは大変なものです。僕らがハイキングした7月は、雪解け水がいたる所に流れており、水場に困るという事はありませんでした。



4)川の渡渉

JMTには無数の川が存在します。7月のJMTは、雪解け水が流れてくることから、川の水も冷たく、様々な場所に水が溢れているように感じました。
 渡渉を安全に渡り終えるためには、トレッキングポールを使用し、足下が安定するように、非ゴアテックス(ゴアテックスだと水が抜けないので)のトレイルランニングシューズを履いてそのまま渡渉するか、安定感のあるスポーツサンダルに履き替えて渡渉をする必要があります。
 もし川が増水し、深く、急流なときには、他のハイカーの到着を待ち、一緒にスクラムを組んで渡渉を行うか、ルートから少しはずれても、安全に渡れる渡渉ポイントを探して渡渉を行いましょう。




5)馬の糞
馬でも旅が出来るJMTでは、いたる所に馬の糞が落ちています:)