1.23.2014

丹沢主脈縦走 焼山〜蛭ヶ岳〜丹沢山〜塔ノ岳〜大倉


久しぶりに丹沢を歩いてきた。コースは丹沢主脈縦走。焼山からスタートして大倉まで抜ける丹沢を縦断するコース。平坦で気持ち良い森のハイクから、スパッと抜けた稜線歩きまでバリエイションに跳んでいるのが魅力的。また走りやすいコースでもある。

駅は橋本が拠点となる。そこからバスにのって三ヶ木行きにのり、終点の三ヶ木で月夜野行のバスに乗換えて焼山登山口で下車する。平日は割と本数があるが、週末は本数が少なく、朝早く橋本にいかなければならない。長いコースなので、泊まりがけで歩かれる方も多くいるかと思うが、ゴールの大倉のバス停が夜まで走っているので、一日を長く歩きたい人にはぴったりのコースとなる。ゆっくりと歩いて大倉尾根をナイトハイクというのもまたいい。

丹沢は1600m前後と高い山ではないが、岳という言葉が似合う。一つ一つの山がはっきりとした印象でかっこ良い。八ヶ岳をさらにちいさくまとめたような感じだ。岩場、稜線歩き、富士山を見渡す展望など、都心からも近く便も良い。 

この時期は塔ノ岳から北側(丹沢山方面)は、雪も残っていてちょっとしたスノーハイクが出来る。 




焼山登山口でバス停を下りて、バスの進行方向へ少し歩くと、左手に焼山を示す看板が出て来る。左手に曲がり道沿いに歩いていくと焼山登山口に到着する。
焼山までは登りは、スイッチバックなども切ってありとても登りやすい。春から秋にかけては蛭なども多い場所でもあるので、寒い時期に歩くのがいい。




焼山を越えると雪が出て来る。雪は締まっていて歩きやすい。


シューズ:イノヴェイト ロックライト 288 GTX
クランポン:Kahtoola MICRO Spikes
ゲイター:
CAMP Kristal


気温は氷点下零℃前後だったので、これで足下は寒くは無かった。丹沢でも寒気がくると-10℃を越える事はざらにあるので、予備でクレセントムーンのオーバーシューズを持っていく。

ゲイターの CAMP Kristalはファスナーを上から下に締める仕様になっており、使い易く、デザインがとても魅力的だった。ペアで91gという軽量性も魅力。マイクロスパイクははめ易く、装着時のストレスが無いのがうれしい。ただ、後半、走ったり、下りの時などに、足先が少し痛くなった。これは靴のせいか、マイクロスパイクが柔らかいイノベイトを押して足を圧迫していたのか、どちらが理由かは分からない。装着のしやすさ、グリップ力は負けるだろうけどグリベルのスパイダーなどは構造的にこのような痛さとは多分無縁だろうとは思う。




蛭ヶ岳からの展望。生憎富士山は拝めなかった。


蛭ヶ岳山荘で休憩。丹沢は小屋が多い。通年の小屋が3カ所もある。また個性的で印象的な小屋が多く、ウィークエンドハウスとして利用している人も多くいる。基本テント禁止ではあるが、このような小さな山小屋遊びも面白いのでぜひトライしてみて欲しい。山小屋以外にも定期的に避難小屋も整備されている。


岩場の登りも雪が締まっているので、クランポンのグリップが良く効いて登りやすかった。


遠くに塔ノ岳。百名山の丹沢山は余り印象的な感じは無い。


左が蛭ヶ岳、右が丹沢山 稜線歩きが最高に気持ち良い。


塔ノ岳山頂。今でも実際に使われている修験道。修行で毎日山歩きするお坊さんもいる。



個人的に一番好きな山小屋が大倉尾根の堀山の家。


堀山の家を越えたあたりで夜になった。ナイトハイク。鹿の集会に何回か出くわした。
歩いていて何か目線のような物を感じてライトを照らしてみると、無言で鹿の集団がこちらを見ていた。ナイトハイクは感覚がかなり鋭くなるので、恐面白い。

今度は大室山など、西丹沢からぐるっと北丹沢方面を歩いてみたい。