4.25.2012

残雪期 ミニマリスト・パッドレビュー

バックパックのテストとミニマリストパッドの使用テストをかねて、南アルプスの鳳凰三山に向かいました。
ミニマリストパッドについて簡単にレビューします。

持っていった宿泊関係の装備は以下の通り
グランドシートは持たず、タイベックビビィを兼用とした。

山と道U.L.Pad15s 75g
山と道ミニマリスト・パッド (45cmカット)45g
スリーピングマット合計 120g

自作タイベックビビィ 155g
まくら:モンベルULコンフォートピロー 70g
NANGA ナノバック720DX 1209g
シュラフ関係合計 1364g

シェルター:ツインシスターズ899g
ペグ関係色々 346g(ペグ関係が重いので、今後軽量化していきたいと思います。)
細いのから大きいの、ワリバシX型自作、DVDなどいろいろと持っていってます。
DVD(or CD)はジャキさんのツイッターで知って、まだ使ってはいませんが、新雪時のふかふかでペグが効かないときに使えるかと予備で確保しています。

合計 1245g

総合計:2729g




山と道U.L.Pad15sにモンベルの枕を接続。マットはニュージーランドで使っていたマットです。少しシミのようなのは、途中休憩するとき雪の上に敷いたときにつきました。

ずっと着替え等を入れたスタッフザックをまくらにしてましたが、着替え等も少なく、まくらのクッション性を出せなかったので、最近は、昔使っていたモンベルのまくらを使っています。接続は普通に穴を開けてストレッチコードを通すと、マットが裂けますので、リペアテープ等で補強した上にハドメを打っています。これでニュージーランドの一月間のハイクで使用しても問題はありませんでした。

腰の部分を重ねるようにして、ミニマリスト・マットを下半身に敷く。

タイベックビビィにシュラフを入れて後は置くだけで完成。多少の冷えは感じましたが、これで残雪期の雪山で熟睡出来ました。後、良いのは雪の上で滑らない事。雪は滑りやすく、シルバーコーティングされた素材や、ビニール系の素材だと、雪の上でつるつると滑り、朝マットごと滑り落ちている事があります。

地面からの冷え込みが厳しい時には、ミニマリスト・パッドを折り曲げて、断熱性とクッション性を上げて、シュラフの中に突っ込んで使う。断熱材としても使われるミニマリストパッドの素材は、身体の体温を直接反射するので、より暖かく感じるのと、小さく折り畳んだマットを常にベストポジションに置けるように、手で位置を修正する事が出来ます。

ビビィ(シュラフカバー)は、雪山で使用するのはあまり良くないと言われています。理由は、ビビィとシュラフの間が結露して、シュラフを濡らしてしまうからです。とはいっても、シェルターやテントについた大量の結露から滴りおちてくる水滴などからシュラフを守りたいときもあります。自作ビビィは、天井等の水滴などが問題無いときは、上部を大きく開いて使用しています。ビビィはマジックテープで止めているので簡単に開ける事が出来ます。

山と道U.L.Pad15sミニマリスト・パッド合計120g。残雪期になりますが、雪山の上でも十分な効果を発揮出来ました。

フェイスブックの方で山行の写真はアップしていますが、雪の北岳は本当に美しかったです。天気がどうなるかと心配していましたが、太陽が上がると同時に雲も消え去り、朝方は遠くまで良く見渡せる快晴となりました。まだまだGWの先まで高い山は雪がついています。残雪期の山を楽しみましょう。