11.05.2011

北アルプス・ハイク3日目 薬師峠キャンプ場〜黒部五郎キャンプ場

2011.10.20

ゆっくりと起きる。天気は晴れ。
当初は雲ノ平に行こうかと考えていたけど、黒部五郎経由の方が、何かあったときに動きやすいと考え、黒部五郎経由で歩く事に決めた。

 薬師峠キャンプ場。

ようやく、営業中の太郎平小屋に到着。テントの宿泊代を支払う。
今日は木曜日だけど、入口の天気予報は日曜日で止まっていた。どうやら日曜日以降お客さんは来ていないようだ。この先の黒部五郎の小屋はすでに小屋締めしていると分かった。地図上では、水マークがあるが実際に水の入手が出来るのか気になる。黒部五郎で水が入手出来るかと小屋のスタッフさんに聞いてみると「水は入手出来ない」と言われた。小屋で水を二日分程分けていただき出発する。(実際には水は入手出来た。)途中、docomoの電波が確認出来たので、これからの天気予報を調べてみる。出発時には今日から天気が崩れる予報が出ていたけど、土曜日までは天気は持ちそうだと分かってほっとした。

昨日までの険しいトレイルと違って、草紅葉がきれいな、歩きやすい気持ちのよいトレイル。
yumiも大喜び。

毎日、午前中は、雲海が湖のように広がっていた。


遠くからはゆるやかな山に見えても、小さなピークをいくつも越えて歩いていく。赤木岳頂上付近から、黒部五郎岳を望む。

 赤木岳付近では雷鳥を多くみかけた。目がくりくりで少し三白眼なのがかわいい。

 黒部五郎岳。地図で見るとゆるやかでも、歩いても歩いても、頂上がなかなか見えてこない。

 ようやく黒部五郎岳の分岐に到着。やはり100名山....。登山気分満喫です。

頂上はさらに奥にあるが、別にトレイルがそこから続いているわけではないので、僕らは覗いて終わりにする。


黒部五郎の北カール。草紅葉の草原の中を小川がいくつも流れている。水が本当に美味しい。誰もいないから、川のほとりでゆっくりと昼寝をした。水の音が気持ちよく響く。なんとも素晴らしく気持ちの良い場所だった。

 すっかりと、葉は落ちて黒部の紅葉は終わっていた。


黒部五郎の小屋。赤い屋根がかわいい。やはりというか、テント場には誰もいない。
小屋の近くまで小河が流れている。水は枯れる事は無いように思えた。

 yumiは、今日も疲れてあまりご飯が食べられないという。


yumiが寒いというので、ペットボトルにお湯を入れて、ゆたんぽを作る。今回は稜線沿いに泊まる事も考えて、風対策でトレイルデザインのカルデラコーンを持ってきた。
これまでばたばたと忙しく仕事をしてきて、いきなり山の上で季節の変わり目を感じてしまったせいか、yumiだけでなく僕も体調が悪い....。夜中に寝ていても、寝苦しくて目が覚めてしまう。完全に風邪を引いた感じだ。誰もいない山の中で、いつ天候が崩れてもおかしくない中、二人とも体調が悪いこの状況....。明日は直に下山する事に決めた。