9.04.2011

JMT Section Hike 10日目

2010.7/19


*この前後を写るんですで撮っていたのですが、川で流された影響か、ほとんどの写真が現像出来ず、大事な写真が残っておりません。すみません。

今日は、ついにエヴォリューションクリークへと向かう。エヴォリューション・ヴァレイに入り、川沿いにトレイルを上がっていくのだが、流れも早いし、滝があったりと、この川を渡渉すると考えると正直恐ろしい。トレイルで出会う人にエヴォリューションクリークの渡渉はどうだったかを聞いてみる。英語が得意では無いので、詳しくは分かりにくかったが、どうやら迂回出来るらしいと分かった。深いけど、流れが無いとも。そして、とうとうエヴォリューションクリークの渡渉場所に到着する。


エヴォリューションクリークは、川幅も広く、雨による増水もあっただろうか、一見して深い。そして流れも早い。正直、普通には渡渉は出来ないなと思った。渡渉場所の手前に迂回路を示す看板があり、その迂回路に沿ってトレイルを進む事にした。しばらく歩くと、流れがゆったりした場所に出る事が出来た。川は深いには深いが、流れがほとんど無いので、問題無く渡渉をする事が出来た。これまで、恐れていた渡渉だっただけに、拍子抜けもした。私達は、南下ルートで、渡渉困難な川を実際に見て、ルート変更をしたのだけど、北上ルートで来るハイカーは、川のずいぶん手前で、ルート変更を選択しないといけない。それゆえに、本来のトレイルを歩きたいと考えるハイカーは、ルート変更をせずに、そのまま渡渉困難なエヴォリューションクリークにぶつかってしまう事が多いのかもしれない。帰国してから、同じ季節にPCTをスルーハイクしていたハイカーズデポの長谷川さんに話を聞いてみると、北上ルートからこの川にぶつかり、ハイカー同士でスクラムを組んで渡ったと聞いたような気がする。なんともすごい話だ。

*画像検索リンク

エヴォリューションクリークを渡渉すると、エヴォリューションメドウ、McCLURE MEADOW、Colby Meadowとなんとも美しい草原が広がる残念な事にここも写真が残っていない。

McCLURE MEADOWにはレンジャーステーションがあったので、情報を得ようとしたのが、レンジャーステーションには誰もいない。トレイルの整備にでも出ているのだろうか。他のレンジャーステーションでも人に出会えた事はほとんど無く、もし、レンジャーに情報を聞き出そうとするなら、トレイル整備をしているレンジャーを掴まえて聞き出した方が良いかもしれない。


標高を上げていくと、エヴォリューションレイクに上がる。ずいぶんと暑い日で、傘を日傘にして歩いているハイカーがうらやましかった。湖を周りながら、今日の宿泊地を探す。エヴォリューションレイクを越えて、標高3000mを越えるSapphire Lakeを宿泊地とした。雪解け水が滝を作り、沈んで行く太陽が、山をきれいなオレンジ色に変えていく。明日には、念願のミューアハットを越えて、JMTから離れてしまう。今日がJMT最後の夜と考えるといろいろと考えてしまう。どうにかここまで歩いてくる事が出来た。


行動距離 27.3km