5.14.2011

丹沢二泊三日 DAY1 大倉尾根〜塔ノ岳〜丹沢山

GW空けの日曜日。試作品の完成を待って、テストハイキングに出かけた。

15:00に大倉尾根を上がりはじめる。


上がりはじめて30分程で現れる分岐をまっすぐ進むと、大倉高原山の家に出る。ここには丹沢唯一のテント場がある。




丹沢は、これまでに一番良く訪れた場所。都内からの日帰りコースで、お勧めのトレイルを紹介するときには、ヤビツ峠から塔ノ岳を経て、大倉に降りるトレイルを一番に紹介している。理由として1)交通の便が良い。新宿からも近く、最終地の大倉では夜9時頃までバスが走っており、帰りを気にせず安心して歩く事が出来る。2)交通費が安い。小田急線とバスを繋いだフリーパスが充実している。
3)トレイルの面白さ 高低差のバランスが良く、登り一辺倒でもなく、見晴らし、鎖場、森、トレイルの魅力がギュっとつまっている。4)山小屋の多さ。 奥多摩と比べても、丹沢の山小屋の多さは突出している。5)歩行距離。通常7時間程のコース。はじめての人には大変だけども、一日を通して歩き通すことが出来てかつ充実度が高い。歩き慣れている人には、焼岳から大倉までを抜ける縦走コースをぜひともオススメしたい。ヤビツ峠からのコースは人も多いが、こちらは人も少なく、高低差の少ない気持ちよいコースを長く歩く事が出来る。水場が少ないのがネックだが、山小屋で補給可能。ヒルが多いと良く言われる丹沢だが、5年かよっていてハイキングコースで蛭に会った事はまだ無い。(ただし増えているとは聞いている。)




16:20 堀山の家
数多くある丹沢の山小屋の中でも自分が一番好きな山小屋。
大倉尾根は通称バカ尾根と呼ばれる程、登り一辺倒のキツいコースだけども、この堀山の家までなら、気持ち良くトレイルを歩く事が出来る。この山小屋をゴールにして、ふらりと毎週のように来るお客さんもいる。




堀山の家の前では、小屋のなっちゃんのお手製のリースが売られている。密かな丹沢の名産品。




堀山の家のヒゲさん。実はキティマニア。この人はカウンターカルチャーの生き字引のような行き方をしてきた人。カウンターというと肩肘を張った感じが少しイヤだけど、この人は素のまま詩人のようにやってきたのだろうと思う。何度来ても何度話し手もびっくりするような過去の話に驚くばかり。そして面白い。




薪ストーブを囲む。小屋にはジャズやクラッシックが流れている。時にはお客さんが持ってくるお土産物や、お酒をシェアして遅くまで飲む。




7月の海の日にこの堀山の家で展示受注販売会を開催する予定。
その前にも都内、神戸にてバックパックのお披露目会を開催したいと考えているのでまた報告します。




丹沢には鹿が多い。都心からこんなに近い山に、鹿がいる事にはじめは驚いた。鹿は大きくてかっこ良い。




16:17塔ノ岳頂上 丹沢山系は今でも修験道として使われている。僕は以前、何度か早朝に、毎日丹沢を登山する修行を行うお坊さんに会った事がある。ホラ貝を吹きながら歩いていた人もいた。頂上からは、富士山をはじめ、相模湾、都心までを一望出来る。空気が澄んでいれば、房総半島まで見える。




塔ノ岳から蛭ヶ岳までの稜線は、高低差も少なく、素晴らしく気持ち良い稜線を歩くコース。とくに僕は富士山に夕日が沈むこの時間帯にここを歩くのが好き。




何度もの修正を経て、ようやく自分でも納得の行く形に近づく事が出来た。ビルダーのyumiに感謝。




この日の夕食のメインは水餃子。
後は、自家製ビーフジャーキーや、カレーなど。
おやすみなさい。


後日DAY2に続きます。