9.11.2014

日本アルプス縦断ハイク北アルプス編 道具と食事の雑感

道具と食事の雑感を少々。


食事

今回せっかくある有人小屋で食事の補給を出来るかぎりとろうと考えて、食事を9日間のハイクで行動食含めて3kg程に押さえました。9日を終えてみると1/3程の食料がまだ残るという結果でした。有人小屋では、昼の時間にたどり着ければ、カレーやラーメンなどの昼食を食べられますし、もしその時間帯に到着しなくても、カップラーメンなどは大体購入する事が出来ました。またお酒のツマミやスナック類、チョコレートなども大体揃ってますので、行動食にも困りません。山小屋によっては、テント泊でも夕食の注文が出来る小屋もありますので、メインとなる食事(僕の場合は焼米とかクスクス&オーツ)を1kg程用意しておけば、今回の行程であれば繋げて歩けるかなと思いました。

 また、携帯の充電の出来る小屋(五竜山荘など)もありましたので、しっかりと情報を押さえておけば、大容量のバッテリーを持っていく必要もなくなり、 ベースウェイトを3.5kg以内に押さえると、5kg前後のパックウェイトで北アルプスをロングハイク出来る可能性が出てきます。そうなると、北アルプスをファストパッキングで遊ぶという事も充分に出来るのではないかと思いました。

 食料は大形のOPサックやジプロック等に入れて、フレームがわりになるように背中側にパッキングしています。





 
今回はじめて長いハイクで固形燃料をメインに使いました。アルコールストーブと比べて消したり出来るのがとても便利。テント内でつけると匂いが強いのが気になりました。雨が多いハイクだと少し不便かもしれません。クッカーもお湯で湧かすだけに止めて450mlのマグカップ一つだけにしました。小屋で割としっかりとした食事も定期的にありつけるので、これで充分だと思いました。


 自分で持ってきた食事の定番は焼米とみそ汁。最後に混ぜで食べる。
焼米はお湯を入れて2〜3分ですぐに食べられるので、面倒な保温がほとんど必要ないのいい。

今回持って来た食事で一番良かったのは、ほたるいかの干物。とても軽くて、ライターで炙って食べる。すごく美味い。上等な酒のツマミ。




行動食

今回自分で持参したのはミックスナッツ3袋でしたが、疲れた身体にカツを入れるのにはパワーが足りず、いつも使うスニッカーズなどのチョコレートと塩系のミックスした食事じゃないとパワーが出ないのだなと改めて実感しました。特に朝は何も食べずに行動を始める事が多いので、頭にパワーを入れるのには砂糖がたっぷりと入ったチョコレート系が僕には必要だと思いました。今回のハイクでは途中から、山小屋で買ったチョコレートと塩っけの効いたあられ等のスナックをジプロックに入れて混ぜたものを良く食べていました。小屋によってはスニッカーズも販売しています。




道具



今回使った道具で一番気にいったのはHOKA ONE ONEのラパヌイトレイル。
歩きはじめは履き慣らしが充分で無かった事が原因で、靴擦れ等に悩まされましたが、北アルプスの岩場等でもグリップ力は安心出来るレベルで、岩を踏んだときにくる地面からの突き上げも厚いソールがカバーしてくれます。また、前後のドロップ差も少なくアルトラやルナサンに慣れた足にも丁度良い。少しガレ場で走る事がありましたが、地面の凸凹もまったく気にする事なく走る事が出来ました。少々雨で濡れた大キレットでもこいつはとても信頼する事が出来ました。見た目は好き、嫌いが分かれる所です。


 ハンドライト Fenix LD02

これも今回のハイクではじめて使ったハンドライト。ナイトハイクが中心になってくると、ハンドライト便利だなと思いました。ライトを選ぶ基準は重量と予備電池の軽さ、そしてe-lightのようなレッドライトがあると、夜テント場を移動するときにまぶしくなく、他のお客様の迷惑になりません。ただ、ハンドライトは岩場だと使いづらいので、USB充電が出来る大出力のヘッドライトを今後購入しても良いかもと思いました。



また続きのハイクを終えたらまたあらためて書きたいと思います。日々のトレイルレポートも今後アップする予定です。テスト中の新商品のレビューはある程度テストが終了してからご案内します。次回の続きのハイクを気に入ったとはいえ、そこまで岩場が多くないので、HOKAで行くか履き心地が一番好きなアルトラで行くか迷う所です。