9.09.2015

祝 チーム「TJAR2014」PTL 8番目の完走!!!!



右から雨宮選手、佐幸選手、米田選手


チーム「TJAR2014」PTL 8番目の完走!!!!
チームメンバーの雨宮選手(通称アマッチ)からMINIを使用して完走したと連絡をいただけました。




PTLはヨーロッパアルプス、モンブラン周辺で開催されるウルトラトレイル ドゥ モンブラン(通称UTMB)の5種目のレースの中の一つ。UTMBというと100マイル(160km)レースが有名ですが、PTLはコース上にルート表示が無く、約300kmの距離、累積標高差約2万8000m、制限時間が142時間(約5.9日間)と、日本のTJARに似た大変過酷なレースです。順位付けが無く、完走者全てが勝利者という特徴があります。

雨宮選手こと通称アマッチのブログヤマケイのMtSNでも集中短期連載中ですので詳しくはこちらをご覧ください。


2014年のTJARでは雨宮選手をはじめ何人かの選手がMINIを使っていると聞き、いてもたってもいられなくなって、スタート日の翌日に風雨の西鎌尾根で選手を応援してきた事を思い出します。




以下雨宮選手からいただいたPTLでMINIを使った感想を転載させていただきます。


今回も山と道 miniを使用するに至った経緯は適度な容量、軽量性、作りの良さ、耐久性に加えて両サイドにペットボトルが2本も入るということが大きいです。
またオプションの山と道 ZIP packの容量の大きさも大きなアドバンテージで補給用のジェルなどはほとんどがこのポケットに収めることができました。
お蔭でジェルや水の補給などは歩いたまま行うことができ、大きな時間短縮となりました。
背負い心地も時間がたつにつれ背中と一体化するような気持ちよさで、後半は背負っていることを感じないようでした。
内蔵のミニマリストパッドも予期せぬ避難小屋での仮眠時にとても役に立ちました。



通常のトレランザックではなく比較的容量の大きいMINIをどうして選んだのですか?
ヨーロッパの長いレースと聞くとトルデジアンを思い出しますが、PTLはどのような過酷なレースだったのでしょうか?


今回MINIを使用したのは、PTLはトルデジアンと違い「共同装備」としてビバーク装備が必須になっていることと、エイド間が最長で10時間以上となり、その間の食料に加え悪天候時に備え防寒着、雨具などを持つ必要があり、結果的にTJARとほぼ同等の装備が必要となるためです。
また、トルデジアンと違いすべてのエイドに荷物を搬送してくれるわけではなく、50kmないし100km、1日~2日に一度装備を受け取れることになっているため、基本な装備はすべて持ち、食糧や予備電池、着替えなどをエイドに送るような形になります。
トルデジアンに出たことがないので詳細は不明ですがPTLはとても12リットル程度のザックで出場するようなレースではありません。
実際他の選手を見ても20リットル前後のザックの選手が多数を占めていました。



<トルデジアン>
イタリア・アオスタ州で毎年9月に開催される、トレイルレース「トル・デ・ジアン(以下TDG)」。コース総距離は約330km、累積標高差は2万4000m、制限時間は150時間(6日と6時間)。2014年には小野選手が日本人男子過去最高の8位に入るなどの活躍を見せている。


自分も今ファストパッキングに興味が大きい中、今後より良い道具を作っていきたいと思います。雨宮選手ありがとうございました。米田選手、佐幸選手お疲れ様でした。