先週八ヶ岳に行ってきました。
渋の湯からにゅうを経由して白駒池で宿泊、翌日は二子池を目指して二泊でスノーシューを存分に楽しんでこようと思いましたが、スケジュール通りにはなかなかいかないものです。
雪はふかふかでとてもきれいでした。天気も最高でした。寒波がきていてヤマテンの予報も大荒れと出てましたが、僕たちは稜線に出る事も無く風は強くてもあまり問題はありませんでした。
にゅうへの分岐からふっかふかの雪をスノーシューで歩き出します。ノートレース。そしてテープもありません。以前豊嶋さんと雪の八ヶ岳を南北に縦断したときにも歩いていたので、地形図みながら歩けると思い、進んみましたが、にゅう方面は日も入りづらく、暗く日も沈みそうです。頼みのGPSとして使っているiPhoneが寒さの為に動かなくなってしまい、その先に進むのを諦めて、引き返し高見石小屋を目指す事にしました。iPhoneは常に胸ポケットなどの身体の熱が伝わる場所に入れておかないとダメな時がありますね。
高見石小屋に日が沈む頃に到着。テントサイトにはタイベックのクフが一張り。僕らも赤いeVentのクフを建てるとテント場にめでたい紅白のクフが並ぶ事になりました。誰か知り会いかもね。なんて話ながら食事の準備。その日の夕食はキムチ鍋。家で白菜やキノコ、豚肉など、一食分の鍋の部材を大きなジプロックに入れてもってきました。気温は-15℃〜-20℃程。マットは山と道U.L.Pad15L+にBackpad15+をシュラフの中に入れて使用。シュラフは僕が6年前ぐらいに購入したナンガのナンガナノバッグ720DX。由美子はハイランデデザインのWinter Down Bag UDD。シュラフの中にミニマリストパッドをいつも入れている。
寝る時に着ていたレインジャケットを脱ぐのが面倒でそのままインナーダウンを着て寝てしまったせいか、シュラフが体温で暖まるまでに少し時間がかかる、寝始めは寒かった。その後寝袋も無事暖まり気持ち良く就寝。たまに吹く風が、シェルターに氷ついた結露を雪のように降らす。
翌日起きだして隣のクフの人と挨拶をすると、なんと、いつもお世話になっているオソンさんでした。オソンさんも渋の湯から入り、麦草峠を回って白駒池でテント泊する予定が、白駒池の小屋のご主人がその日は閉めるという事で僕らと同じく予定を変更して高見石に来られたそうです。なんという偶然。今日は車をおいてある渋の湯まで戻って下山するとの事。もう少しオソンさんと話たいしどうしようかと由美子と相談して、僕らもオソンさんと一緒に降りる事にしました。「せっかく天気が良いから天狗経由で降りませんか?」と提案。オソンさんと由美子がチェーンスパイク、僕がスパイダーとまっとうなアイゼンはもってませんでしたが、天狗岳であれば登れるだろうと、行ける所まで行きましょうと着た道を一緒に戻る事になりました。
高見石からの素晴らしい景色。良い小屋です。
オソンさんはこの日は荷物が多くなるからとONEを使用。
天狗岳が輝いている。風も強くは無さそう。
黒百合ヒュッテに荷物をデポして空身で登る。2人はハードシューズだけど、僕はイノベイトにオーバーシューズかつスパイダーという足元だから、キックステップも出来ない。安全のためにアックス携帯で登る。
雪山は最高に楽しい。最後の登り。
無事到着。ちょっとした寄り道。
最高の天気とコンディションだった。
風もそれなりに吹いているし、寒いので、すぐに下山。往復で2時間程。丁度良い時間だったので、黒百合ヒュッテでお昼ごはんを食べる。
山と道U.L.BackPack THREE プロトタイプ
なんだかんだと山に行くたびに気になった箇所を直しながら試作を進めております。この日はサイドポケット、フロントポケットの形状を改めてのテスト。
帰りは渋の湯で温泉に入り、茅野駅までオソンさんに送っていただきました。オソンさんありがとう!