1.30.2015

台湾 南湖大山ハイキング後編


台湾四日目


この日も快晴で下には大きな雲海が終始ひろがっていた。山の下は雨が降っているのかもしれない。遠くには、雪山山脈もよく見える。小屋を出て2時程で、朝早く準備をしていた先行パーティと出会う。終始急登が続く。高山病も気をつけないといけないので多くの休憩を入れながらゆっくりと上がっていく。3000mを越えてもまだ森林限界を超えない。3300mを越えて、急登も終わり、稜線に出てようやく森林限界を越えた。





  




 サインも道もしっかりと付いている。


 審馬陣山荘
かなり小さな山荘。人気もあまり無いみたいです。






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南湖北山


景色は素晴らしく、台湾の大きな山並みを見渡す事が出来る。




盆栽のような雰囲気の木が増える。


NORDIC GRIP
登りはいいけど、下りが難しい。

問題のアイスの箇所もさほど問題は無かった。天気で溶けたのか、アイゼンを付けるほどでも無い。


 右が南湖大山主峰

コースタイム6時間の所、8時間程かけて南湖小屋に到着。3時前に到着したので、もう少し歩こうかと考える。予定では、南湖大山を登頂後、周辺のピークを回ってもときた道に戻る予定だったが、正直きた道を戻るのは面白く無い。道も良い感じだし、少々無理して、南湖大山の向こう側に抜けて、沢沿いに歩いて、北一段縦走路というサーキットコースを歩けないかと検討をしてみる。

今日のうちに南湖大山を登っておこうと考えて歩きだしてみるが、連れの由美子は乗り気では無いらしい。いつも無理ばかりさせているし、高山病の心配など色々と考慮して無理する事は止めた。

小屋でのんびりと過ごした。夕方頃に台湾人の一団もバラバラと山小屋に降りてくる。小屋の前は、ヘリポートの他にテントも張れそうなスペースも多くある。




南湖大山南峰から中央尖渓山屋に抜けて歩きたかったな。




台湾5日目


小屋では台湾の人たちがとても好意的だ。苦労して担いできた水も(水場が少し離れた沢にある)使え使えと進めてくる。沢山作られていた食事も少しご馳走になった。その夜はみんな早く起きだす事は無かったけれど、南湖大山で日の出を見ようと、4時過ぎにはみんなおきだした。小屋に荷物を置き、身軽な格好で支度を整える。向かう山、目的は同じなので、自ずと出発する時間は同じになる。山小屋の前で準備していると、台湾人のパーティに加われと言われる。喜んで参加させてもらった。みんなで、123と点呼して、出発するのはなんとも楽しいものだった。月明かりが照らす夜も、少しづつ明るくなってくる。南湖大山は素晴らしく美しい山だ。10人位の老若男女のグループだとどうしてもスピードが遅くなってくる。頂上手前の登りで、日の出を迎えてしまった。雲海は、遥か先まで広がり、壮大な美しさが、どこまでも広がる。

雪は、よくしまっていて、アイゼン無しでも問題が無いぐらいだった。南湖大山に登頂してみんなと記念写真を撮影する。そこで、みんなと別れた。南湖大山よりも先にある中央尖山は、槍ヶ岳のように美しい。あの向こうまで行きたいと思う。







 南湖大山からみえる中央尖山


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南湖大山主峰から下山して、僕はそのまま南湖大山東峰を目指して歩ていく。由美子は高山病の影響か、少し体調もおもわしくないので、そのまま小屋に戻って休んでいる事になった。

踏み跡は薄いが、雪山なので歩く場所には困らない。途中、アイゼンに履き替えて、ピークを目指していたが、思った以上に急登で、大変そうだから、登るのはやめてしまった。由美子から一時間ほど遅れて小屋に戻ってくる。 1人高山病で体調が良くない人がいて、もう少し身体をならしてから再トライをするみたいだ。少々なごりおしいけど、南湖大山を後にしてきた道を戻る事にする。

少々高度感のある岩場も抜けるが、危ない感じでは無い。






 初日に泊まった雲稜山屋に戻ってきた。国立公園のスタッフやボランティアの方々がいた。僕らのパーミットは一つ前の審馬陣山荘の物だったが、空いているし泊まればととても好意的な反応。犬を連れてきて一緒に歩いてきたカップルやみんないい人ばかり。


最後の日だからと、智名さんに教えてもらった小屋の近くでステルスキャンピング。夜に子犬のような小さな鹿を見かける。

途中の森も本当に良い感じだった。また台湾の山を歩きたい。帰りが一緒だった台湾のカップルがとても親切な方で、バスの休憩所では色々とおごってくれたり、バスは渋滞で込んで遅くなるから早く台北に帰るなら電車が早いと教えてくれて、切符の買い方がわからないよね。と切符まで買ってくれた。僕たちは外国からの旅行者にこんなに親切でいられるのだろか。親切で優しい。これはとてもスマートな行為でとても賢い事だなと僕は思いました。山も素晴らしいし、人も素晴らしい。そしてどちらも大きい。それが台湾の印象です。