山と道 Minimalist Pad
53g
両面シボ加工 100 x 50 x 0.5cm
厚さ7mmの素材の両面を1mmずつ溶かし固めるシボ加工を施した、世界最軽量、耐久性のあるミニマリストの為の新しい山と道のU.L.Pad 。
厚さ7mmの素材の両面を1mmずつ溶かし固めるシボ加工を施した、世界最軽量、耐久性のあるミニマリストの為の新しい山と道のU.L.Pad 。
スカイハイマウンテンワークスとのコラボレーションから生まれた新パッド。
山と道の展示会の開催や、山と道商品のお取り扱いなど、とてもお世話になっているスカイハイマウンテンワークス。六甲の麓、神戸近くの芦屋でお店を開かれています。このお店が面白く注目を集めている事は、山と道を知っている方なら多いのではないでしょうか。スカイハイマウンテンワークスは、六甲山にすぐ歩いていける場所にお店があります。六甲山は東西数十キロにわたって山脈を持ち、近代登山発祥の地でもあり、新田次郎の小説「孤高の人」の主人公 加藤文太郎ゆかりの山としても知られています。そう聞くと駅から遠い山の中にお店があるように感じる方もいると思いますが、実はそうではありません。芦屋川駅から歩いて1分、駅スグ、山スグというすごい場所にスカイハイマウンテンワークスはあります。そして、歩いてすぐの六甲山がとても面白い。様々な山の遊び方を楽しむ事が出来ます。前回私達山と道も参加させていただいたスカイハイマウンテンワークス主催のイベント「<a href="http://skyhighmw.exblog.jp/16453804/">ロックガーデンアドベンチャラスハイキング</a>」では、ハイクからロッククライミング、ラン、沢歩きと、まさにアドベンチャラスなイベントの連続に正直驚きました。ブログにその時に様子が記録されていますので、未見の人はぜひチェックしてください。刺激的な山を背景に、道具の面白さと山の楽しみ方の両方を積極的に提案しているのが、スカイハイマウンテンワークスなのです。
代表の北野拓也さん 奥さんの規子さん
スカイマウンテワンワークスの北野さんはトレイル・ラン、ファスト・パッキングと呼ばれるラン主体のスピーディーな山行を楽しまれています。以前イベントでお世話になったときに聞いた話では、北アルプスを、新穂高からジャンダルムを通り、日本海の親不知まで北アルプスの全山縦走を山中泊装備で2泊3日で走り抜けたと聞いています。長い距離を走り、山の中で眠る、「ファストパッキングでも使える、よりコンパクトなマットが欲しい。」という北野さんの問いかけから山と道ミニマリスト・パッドの製作はスタートしました。何度か試作品を送り、北野さんにテストをしていただき、最終的に出来たのがこの山と道ミニマリスト・パッドになります。
雑誌PEAKS別冊の「みんなの山道具」で北野さんが道具として使っているのが
テスト品のミニマリスト・パッド。
以下ミニマリスト・パッドについて北野さんに伺いました。
山と道 この商品が欲しいと思った理由と使用後の感想を教えてください。
北野拓也さん(以下SHMW)自分の現在一番好きな山行は、トレイルランニングと縦走を融合させたスピードと距離、歩きとは異なる疾走感を追い求めるファストパッキングというスタイル。
そのスタイルにおいて睡眠という行為は、一時的にランニング&ハイキングを停止させて、疲労を少しでも回復させようという事になる。
トレイルランニングやファストパッキングというアクティビティは、通常の縦走のキャンプとは異なり、「ランニング」という行為のために山に出かけているので、睡眠を取る「快適性」を重視したキャンプとは異なる。より、ランニングという行為にフォーカスすればするほど、自己の探求となるので、睡眠はなるべく削って、ほぼ仮眠に近い行為になる。ランニング中には一切使用せず、パックの中で眠っている時間が多いからこそ、1gでも軽い方がベターであるべき。
キャンプにおいて、「快適性」と「軽量化」は相反するものだが、このファストパッキングの場合「軽量化」を重要視することになる。
このファストパッキングにおいて、ベストなマットについて考えると、「コンパクト」「軽量」「ある程度の快適性(個人差や経験により異なる)」の3点のポイントが重要。
「コンパクト」さで考えると、エアーマット、インフレータブルマットが思いつくが、小石がゴロゴロしている所でも寝れそうであれば、どこでも仮眠する事を考えるとエアー方式は正直パンクが怖い。「軽量」という事でいうと、クローズドセル系マットがパンクの心配は全くないが、コンパクトさと軽量でいうといまひとつという感じであった。
そこで、「山と道」さんのマットが登場してきて、その軽量さにリリース当時はかなり驚いた。ただ、必要な分だけカットしたとしても、それでも、ファストパッキングで使用するとしたら大き過ぎてコンパクトとはかけ離れていたし、「ある程度の快適性」からはオーバースペック気味であった。
どうせ、「ある程度の快適性」であれば良いのであれば、この「山と道」さんのマットを半分の厚さにしてみたらどうだろうか?という考えが生まれた。
サンプルを作っていただき、個人差は当然あるとは思うが、使用してみたら寒がりな自分でも結構全然イケる感じであった(笑)しかも、厚みが半分になった分、収納がロールでしかできなかったのが、折り目をつけてあげれば四つ折りができ、しかもパックの内側背中部分にも収納可能!
今まで外付けしかできなくて、テクニカルな薮漕ぎを要するトレイルの移動なんかではかなりうっとおしく感じたがそれも解消された。
ファーストサンプルはノーマルのマットだったので、断熱的には何の問題も無かったが、正直、マット表面がキズに弱く、少々、耐久性に難ありという感じだったが、その後、「山と道」さんの技術革新により、マット表面にプレス加工が施され、耐久性がアップしてキズが目立たなくなり、嬉しいことに断熱性も向上し、言う事無しの出来映えとなった。
最終的な製品のサイズを最後まで迷った。軽量化とコンパクトさを重要視すると、ギリギリのサイズで80×45㎝だと驚愕の44gがベストだと思ったが、様々な方々が使えるようにと考えると、切り詰め過ぎても良くないので、90×50(45?)で、自分でカットしてカスタマイズできるようにした。
山と道 北野さんが感じられたこの商品の利点と弱点など教えてください。
SHMW 軽量コンパクトさを重要視する方であれば、そのままの単体使用で、どの位の気温で、どの位の寝袋や服装で寝れるのかを各人で人体実験をする必要がある。
自分自身を知り、それに合わせて、別のエアーマットを併用したり、全然寒さに耐えられない方はメインをエアーマットにして、このミニマリストパッドをサブやブースターとして使用していただくのが良い。ファストパッカー、トレイルランナー向けに考えて作っていただいたマットであるが、通常のハイカーやULハイカーにも、今までのマットにプラスしてブースターとして使ったり、デイハイク時のラグジュアリーな休憩用マットとして、多くの人が使えるアイテムである。
ミニマリスト・パッドの使い方
当初はトレイル・ランナー、ファストパッカーの為のマットとして開発してきました。でも実際に出来上がってきた試作品をいろいろと使ってみるとハイカーとしても以下の点で面白い道具であると思いました。
●既存のマットと併用して使う。
ロングサイズのマットを持っていきたいけれども、大きくかさばるので諦めていた。という方には、コンパクトに収納出来るミニマリスト・パッドとの併用はいかがでしょうか。既存のマットと部分的に重ねて使用すると、一番荷重がかかる腰部分のクッション性を良くする事も出来ます。
●折り曲げて使う。
5mmと薄いパッドは柔軟に折り曲げる事が出来ます。折り曲げる事が出来る事によって以下のような使い方が出来ます。
ミニマリスト・パッドを4つ折りにすると、厚みは2cm、大きさは50x25cmとなり、寒い場所での補助マットとして使えば、地面、雪からくる冷え込みをシャットアウトし、クッション性のあるマットとして使う事が出来ます。
1泊2日のU.L.装備泊であれば、クローズドセルのマットでありながらも、コンパクトに装備を小型ザックに収納する事が出来ます。写真は今月発表予定の新作「山と道 mini(仮)25L」。この小型ザックには、背面パッド、フレーム、そして世界最軽量のマットとして、ミニマリスト・パッド(若干サイズが小さくなります。)が基本装備で収納される予定です。
●世界最軽量のマット
当初はトレイル・ランナー、ファストパッカーの為のマットとして開発してきました。でも実際に出来上がってきた試作品をいろいろと使ってみるとハイカーとしても以下の点で面白い道具であると思いました。
●既存のマットと併用して使う。
ロングサイズのマットを持っていきたいけれども、大きくかさばるので諦めていた。という方には、コンパクトに収納出来るミニマリスト・パッドとの併用はいかがでしょうか。既存のマットと部分的に重ねて使用すると、一番荷重がかかる腰部分のクッション性を良くする事も出来ます。
●折り曲げて使う。
5mmと薄いパッドは柔軟に折り曲げる事が出来ます。折り曲げる事が出来る事によって以下のような使い方が出来ます。
ミニマリスト・パッドを4つ折りにすると、厚みは2cm、大きさは50x25cmとなり、寒い場所での補助マットとして使えば、地面、雪からくる冷え込みをシャットアウトし、クッション性のあるマットとして使う事が出来ます。
寝ていて一番寒さを感じる腰の部分を折り返して使います。背中の部分は山と道BackPad15を使い、足下部分はザックを置く。折り返す事によって腰の部分のパッドの厚みは10mmになります。また縦に折れば、100cmx25cmx1cm、スリーピングマットの中に入れて使用すれば、多少ズレなどを直しながら、背骨から腰にかけての大事な部分を保護する事が出来ます。BackPad15と併用すれば、超軽量、コンパクトな装備でありながら、必要十分な厚みを、必要とする箇所に持たせる事が出来ます。
1泊2日のU.L.装備泊であれば、クローズドセルのマットでありながらも、コンパクトに装備を小型ザックに収納する事が出来ます。写真は今月発表予定の新作「山と道 mini(仮)25L」。この小型ザックには、背面パッド、フレーム、そして世界最軽量のマットとして、ミニマリスト・パッド(若干サイズが小さくなります。)が基本装備で収納される予定です。
●世界最軽量のマット
1)山と道ミニマリスト・パッド
重量:53g サイズ:100 x 50 x 0.5cm
2)山と道U.L.Pad15s
重量:75g サイズ:100 x 50 x 1cm
重量:127g サイズ:150x 50x 0.48
重量:140g サイズ:122x50x0.4cm
5)リッジレスト・Sサイズ
重量:260g サイズ:119x51x1.5cm
寒冷期のマットの組み合わせとして、山と道U.L.Pad15sと組み合わせの場合128g。
山と道BackPad15(H48cm)18gと組み合わせると71g。超最軽量、コンパクトなマットのシステムが出来上がります。
快適性よりも軽量性を重要視するファストパッキングでないかぎり、単独使用ではなかなか使えない事を考えると、単独で山中泊が出来る山と道U.L.Pad15sの方が最軽量のスリーピングマットとしては現実的な選択かもしれません。
山と道BackPad15(H48cm)18gと組み合わせると71g。超最軽量、コンパクトなマットのシステムが出来上がります。
快適性よりも軽量性を重要視するファストパッキングでないかぎり、単独使用ではなかなか使えない事を考えると、単独で山中泊が出来る山と道U.L.Pad15sの方が最軽量のスリーピングマットとしては現実的な選択かもしれません。
最軽量、コンパクトな装備で山に行きたい。
必要最小限の装備で最大の効果を発揮出来る道具を使いたい。
非常用装備として使いたい。
スマートに中・小型ザックのフレームとして使いたい。
以上のような要望にミニマリスト・パッドは答える事が出来ると思います。
山と道ミニマリスト・パッドは近日、スカイハイマウンテンワークスと山と道オンラインショップで先行販売を行います。
初回発送分に関しては、4月22日〜24日に発送を行う予定です。
初回発送後も定番商品として販売は行っていく予定です。
宜しくお願い致します。